MOTOMOTO KUMAのもと 久万造林株式会社

June 19, 2020

愛媛県,久万高原町は山間の町です。
平均標高は800mもあり,
木を植え・育て・伐り・また植える,
そんな森づくりが盛んです。

久万造林株式会社は,和歌山から来た井部栄範(えいはん)という僧侶が,
寺のある山に杉の苗を植えたことが始まりと言われています。

もともと久万には,多種多様な木々が育つ豊かな森がありました。


江戸時代までは,藩が森を管理していましたが,
明治維新をきっかけに森が失われました。 

人々が利益だけを考えて,
山の木を伐り,畑やはげ山にしてしまったのです。

人の心も失われてしまったかのようでした。
井部栄範は,村と森の将来を心配します。 

このままではいけない。

1873年,個人でも土地を所有できるという法律ができたため(地租改正),
僧侶をやめて木を植え始めました。

しかし,最初は木材で生計を立てることはできませんでした。
銀行,人材派遣,土木など様々な事業を行いながら
1914年に亡くなるまで木を植えることを勧め,また自らも木を育て続けました。

久万造林株式会社には,創業者・井部栄範から受け継いだ山林が約320ヘクタールほどあります。
山の9割が人工林で,杉6:ヒノキ 4の割合です。

山をもともとの姿に戻そうとした栄範の思いを受け継ぎ,
わたしたちは今日も山のこと,森のこと,地域のことを
考えながら木を育てています。

@motomotokuma