森を育てるという仕事

July 26, 2020

これまでの森づくり

MOTOMOTOKUMAブランドを立ち上げた井部健太郎が代表を務める久万造林は,150年に渡って森を育てています。
林業とは木を育てる仕事。
木を育てると一口にいってもさまざまな行程がありますので,少し紹介します。

木を育てる仕事は,大きく分けて2つあります。

【育林とは】苗を植えて,木がすくすく育つようにお世話をすること
【伐採とは】育った木を,適切な時期に森に光が入るスペースを空けたり,出荷のために切ること

木がいろいろな形で皆さんのところに届くまでに,この「育林」と「伐採」の作業を繰り返しています。

森にはきめ細やかなお世話が必要です。

1.育苗 - 木の種を植えて苗を育てる
2.植栽 - 育てた苗を山に植える
3.下刈り- 苗がお日様の光を浴びやすいにように草を刈る
4.除伐・間伐 - 木を間引くこと
5.枝打ち - 木がまっすぐになり、地面まで光がとおりやすいよう枝を切ること
6.主伐 - 木を、いわゆる収穫すること
7.皆伐更新 - 新たな苗を一斉に植えるため、その山の木をすべて切ること

久万高原町の杉やヒノキは,この一連の行程を1サイクル100~150年の間隔で行ってきました。

その作業は私たちだけでやっているのでしょうか?
久万造林のような小さな会社は,外部の林業関係者の力を借りています。

種を植える作業,
森のメンテナンス作業,
必要に応じて木を切る作業は
専門の業者にお願いしています。

林業の仕事はこのような分業の世界なのです。

日本の森の4割は人工的に植えられたものです。そのうちの70%は杉・ヒノキなどの針葉樹。

こうした木を育てる流れ,そして分業の流れができたのは,戦後復興のために木材需要が急激に伸びたころ,政府が「拡大造林政策」を行ったためでした。

ただ,人口が減り,新築の家を建てることも減ったため,木々の需要はどんどん減っています。
山には伐採に適した70年生の木がたくさんあるのに,切るほどに赤字…という状態になっています。

造林会社も,これまでの考え方や「業」のスタイルを変えていかなくてはなりません。
ただ針葉樹いっぺんとうの植林をするのではなく,広葉樹もバランスよく植えることも,久万造林は始めています。
同時に,これまで植えてきた針葉樹を,大切に使う方法も考えています。

@motomotokuma